急激な減量はリバウンドにつながるか?

ダイエット女性

短期間に急激に体重を落とすとリバウンドも激しい

減量をするときによく聞きますが、これがいつでも当てはまるわけではなさそうです。

204名の肥満の人を対象とした研究では、12週間かけて体重の12.5%以上落とした人と、36週間かけて同じだけ体重を落とした人とで、減量後にリバウンドした体重に明確な差は見られませんでした。この研究では、減量をした後、約3年にわたって定期的な栄養士によるカウンセリングが行われています。
短期間に体重を落としたとしても、適切なフォローアップがある場合では、その後のリバウンドには影響が少ない可能性があります。

ここで、おもしろい事実があります。短期間で体重を落としたグループでは、全体の81%の人が12.5%以上の減量に成功したのに対し、ゆっくりと落としたグループの達成率は50%にとどまったのです。

以上から、次のことが言えそうです。

  • 短期間で減量した場合、リバウンドの量が必ずしも大きいわけではない
  • 減量の成功率が、ゆっくり減量をするよりも高い可能性がある

注意してもらいたいのは、短期間で体重を落としたグループは「ミールリプレイスメント」と呼ばれる、代用食を利用していたことです。パックに入ったプロテインの粉を想像してもらえるとわかりやすいと思います。

このことは、短期間で減量したグループは、減量中の食事内容に悩まなくてもよかったことを意味します。また、体重が一気に落ちたことでやる気が上がり、減量の継続が簡単であった可能性も考えられます。
これらが減量の成功率の高さにつながった可能性は十分考えられます。

短期間で減量をするデメリット

短期間で減量をすることに全くの欠点がないわけではありません。システマティックレビューでは、カロリー制限がよりキツく早いペースで減量が行われると、より多くの除脂肪量(筋肉を含む、体脂肪以外の量)が失われることが見られています

ボディビルやフィジーク競技、一般的な体形改善でも筋肉量を可能な限り維持したい場合には、短期間に減量をする方法は向いていない可能性があります。

さらに、短期間での減量中に体調を崩したという、少数の報告がされています。急激な減量との因果関係ははっきりしませんが、健康状態には十分に注意しながら行うほうがよさそうです。

まとめ

  • どのような食事と運動で減量をするのか?
  • 減量の目標達成後のフォローアップはあるのか?
  • モチベーションの高さはどうか?

など、多くの要素を総合的に考慮した上で、減量の方法を考えることが大事だと感じます。

体重を落とすことで健康に対してメリットがあると判断される場合には、健康状態に注意しながら、短期間で減量をするのもアリなのかもしれません。

Atlas Motohashi

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